コロナ後遺症外来開設後1ヶ月になります。
新型コロナウイルス感染第3波が、やや落ち着きつつあるなか新型コロナウイルス後遺症外来を始めています。
昨年から、コロナ後遺症の対する認識は、メディアなどで取り上げれれるようになり、ある程度広がっているいるように思います。コロナ感染後に現れるこれらの症状に悩まれている方は、やはり多いようで、サイトへのアクセス数や来院する患者さんの状況をお聞きするとそれは明らかです。
そして、多くの方々が、周囲の理解が進んでいないことや病態の経過がどうなるのかなど不安な毎日をお過ごしであることが日々の診察でわかります。
これまでの論文等の報告と実際の診察を合わせて考えると、
*倦怠感+αの方々がほとんどであること。
*息苦しさのある方は、診断されてはいなかったが肺炎が起こっていた痕跡が確認できること。
*経過観察で程度の差はありますが、軽快に向かう方が多いこと。
などを感じています。
世界中で、コロナ感染後の後遺症に対する研究が、始まっています。
その治療法や対処法などが明らかになることを望みます。
引き続き、外来継続していきたいと思います。
2021年3月7日土曜日 かわの